森永製菓株式会社 塚口工場は、まず3階建鉄筋コンクリートのビスケット工場が大正10年3月に建設されました。
建設が開始されたのは大正7年で、福知山線(JR宝塚線)塚口駅付近の土地8万5000坪(27万5400平方メートル)という当時工場建設用地としてはケタ違いに広い敷地(上坂部1丁目)に「森永タウン」という構想のもと、建設されました。
塚口工場(大正13年12月頃)中央がビスケット工場
塚口工場(平成23年11月)
当初のエンゼルマークのデザインは、大正、昭和と少しずつ変化し、昭和8年には両翼25枚ずつの羽を描いたものとなりました。
エンゼルの全身を描いたマークは、昭和61年に行なったCI(コーポレート・アイデンティティ)運動によって現在使われている「未来に向かってはばたくエンゼルマーク」に変更されるまで、80余年にわたって森永のシンボルとして用いられ、「森永といえばエンゼル」「エンゼルといえば森永」と海外にまで森永の名を浸透させ、親しまれる大きな原動力となりました。
上坂部の秋のお祭り、秋季例大祭の時には、だんじり&おみこしが塚口工場内に入ります。
塚口工場では皆さんお馴染みの「ハイチュウ」や「MARIE(マリー)」などが作られていました。(平成23年)
マリー
ムーンライト
12粒ハイチュウ<ストロベリー>
12粒ハイチュウ<グレープ>
12粒ハイチュウ<グリーンアップル>
94gハイチュウアソート
カレ・ド・ショコラ<フレンチミルク>
カレ・ド・ショコラ<マダガスカルホワイト>
塚口工場ではこの他にもいろいろなお菓子が作られていました。
震災による兵庫県条例の改訂に伴い、煙突のネオンが撤去されました。