伊佐具神社

所在地

上坂部3丁目25-18

駐車場:10台

(但し例祭時は駐車不可)

御祭神は、伊狭城入彦皇子(いさぎりひこのみこ)です。景行天皇の第十皇子であり、武勇に勝れ、兄の日本武尊(やまとたけるのみこと)熱田神宮御祭神と共に諸国を平定されました。
創立は仲哀天皇以前と思われます。これは、神功皇后が筑紫(現在の九州)に行幸される途中、当神社前に祈誓された故事により推定されます。
尼崎でもっとも古い神社で、唯一の式内社※1です。
また旧官幣小社で大変由緒のある神社です。


※1) 約1000年前、醍醐天皇の時代に格式ある神社を延喜式神名帳に記載された神社のことです。



社名石

大岡越前守が建てさせたもので、裏に「菅廣公房」の銘があります。
享保14年(1729年)より6年を費やして完成したとされています。

本殿右前に現存し、昭和63年(1988年)4月1日市指定文化財に指定されました。


白龍稲荷神社

本殿の東側にあり、正方形で屋根の上に露盤宝珠(ろばんほうじゅ)のある社です。
もと真言宗福円山浄徳寺と称したが、明治初年、神仏分離令が発令されたので、御本尊観音像を伊佐具神社西の観音堂に移しました。
後にこの社に伏見稲荷大明神をお受けし、入神祈願の上、まつられています。

歌碑

約1200年前、孝徳天皇が難波に遷都された時、舟で神前泊に御上陸、風光明媚(ふうこうめいび)※1 なこの地をえらび行在所小墾田宮(おはりだのみや)※2 を営まれました。
皇居の壕跡に建てられた碑で皇居廃絶後の姿を詠まれています。


※1) 自然の眺めが清らかで美しいこと。
※2) 飛鳥時代の推古朝および奈良時代の淳仁朝・称徳朝の宮殿。


赤松円心ゆかりの五輪塔

境内の東南にあります。
五輪塔は基礎、塔身、笠、請花、芳珠、の五部から成るものですが、そのうち笠は既に失われてます。
南北朝時代、元弘の乱において播磨の赤松円心が久々知、酒部(サカベ)に砦を築き六波羅勢と激戦した際、当社で必勝祈願をこめた塔であると伝えられています。
 
また、その料として甲、太刀を奉納したが、その散逸を恐れて舟形の大石で覆ったと伝えられています。




記録

いつの時代かわかりませんが、伊佐具神社で撮影されたものです。
写真は消防組(現在の消防団)の方たちです。
ご先祖様、おられますか?

これは、儀式殿の改装工事の際、撮影した写真です。
向かって右は安産祈願の為、左は縁結の為数百年の昔より御奉祀されてる社宝です。

夏祭り秋季例大祭など伊佐具神社での行事があります。
初宮参り 七五三 安全祈願 地鎮祭 家祓 神葬祭 などを行なっております。